旧い車ネタで、ふと思い出してしまった親父のコンテッサ1300。
コンテッサ900を下取りに出して、この1300に乗り換えた。
ミケロッティのデザイン。RRのエンジン配置からくる、ハンドリングの軽快さ。
まだ小さかった子供の脳裏に、強烈なインパクトでもって焼きついているのです。
今は懐かしい思い出です。
たぶんコンテの所為か、ルノー8ゴルディニ、NSU TTS、サンビームIMPなどなど、
なぜか、「いいネ」と思う車はRRばかりの少年に育ってしまったのです。
なのに、初めて乗った車は、親戚のおねーちゃんのお古のHonda Life。
今のじゃなくって、もちろん先代。
ボンネット開けると、バイクのエンジンモドキの360㏄が鎮座していて、
でも、このエンジン良く回ってくれたよ、バイクみたいに。
そのあと、どう気が変わったのか'82アウトビアンキA112 ABARTHと、
FF街道を歩み続けることになるのです。
でも、ついつい買っちゃうプラモはRR車ばかりでしたが…
リアのグリルが、とてもカッコよかった。
親父がよく言っていた。
「本当はクーペが欲しかったんやけど、当時で85万円はちょっと手が出んかったヮ。
セダンの65万円で我慢しといて、ただどうしてもスポーティー感覚で乗りたかったので、
オプションで設定のあった、フロアーチェンジを選んだんや。」 と。
床から唐突に生えたいるシフトレバーが、何ともかわいい。 Simple is Best !
今から、15年ほど前に、浜松だったか横浜だったか、現在は無くなっている施設か、
もう記憶は定かでないのですが、
日野自動車の倉庫から50機ほどの新品エンジンが出てきた。
これが、その一つ。 親父は、予備エンジンにと手に入れて保管していた。
この姿に、今の自分を照らし合わせて、思わず笑いがこみ上げてくるのです。
正しく、今の自分は親父の遺伝や。間違いない。
親父が、もう彼女を手放そうと言い出したのが、7年ほど前になるか。
すぐに嫁ぎ先も見つかり、
九州福岡のコンテファンの方に貰われて行ったのです。
その親父も去年他界し、「やっぱりあん時、クーペにしとくんやった」 なんて、
文字通りの極楽気分で、わいわい言ってそうです、ほんまのとこ。。。