親父の日野Contessa1300

Taka

2007年02月01日 22:16

旧い車ネタで、ふと思い出してしまった親父のコンテッサ1300。

コンテッサ900を下取りに出して、この1300に乗り換えた。

ミケロッティのデザイン。RRのエンジン配置からくる、ハンドリングの軽快さ。

まだ小さかった子供の脳裏に、強烈なインパクトでもって焼きついているのです。

今は懐かしい思い出です。


たぶんコンテの所為か、ルノー8ゴルディニ、NSU TTS、サンビームIMPなどなど、

なぜか、「いいネ」と思う車はRRばかりの少年に育ってしまったのです。

なのに、初めて乗った車は、親戚のおねーちゃんのお古のHonda Life。

今のじゃなくって、もちろん先代。

ボンネット開けると、バイクのエンジンモドキの360㏄が鎮座していて、

でも、このエンジン良く回ってくれたよ、バイクみたいに。

そのあと、どう気が変わったのか'82アウトビアンキA112 ABARTHと、

FF街道を歩み続けることになるのです。

でも、ついつい買っちゃうプラモはRR車ばかりでしたが…



リアのグリルが、とてもカッコよかった。

親父がよく言っていた。

「本当はクーペが欲しかったんやけど、当時で85万円はちょっと手が出んかったヮ。

セダンの65万円で我慢しといて、ただどうしてもスポーティー感覚で乗りたかったので、

オプションで設定のあった、フロアーチェンジを選んだんや。」 と。

床から唐突に生えたいるシフトレバーが、何ともかわいい。 Simple is Best !



今から、15年ほど前に、浜松だったか横浜だったか、現在は無くなっている施設か、

もう記憶は定かでないのですが、

日野自動車の倉庫から50機ほどの新品エンジンが出てきた。

これが、その一つ。 親父は、予備エンジンにと手に入れて保管していた。

この姿に、今の自分を照らし合わせて、思わず笑いがこみ上げてくるのです。

正しく、今の自分は親父の遺伝や。間違いない。














親父が、もう彼女を手放そうと言い出したのが、7年ほど前になるか。

すぐに嫁ぎ先も見つかり、

九州福岡のコンテファンの方に貰われて行ったのです。

その親父も去年他界し、「やっぱりあん時、クーペにしとくんやった」 なんて、

文字通りの極楽気分で、わいわい言ってそうです、ほんまのとこ。。。



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