『TL125 "K0"』 北米版カタログ

Taka

2008年01月22日 20:00

北米向け輸出仕様のTL125K0。発売は、1973年4月1日。

1973年2月25日製作のパーツリストでは、

カラーリングは国内同様の3色が予定されていたようだが、

当時の工場生産能力の関係か、結局、タヒチアンレッドの1色の販売にとどまった。



見るように、保安部品が付いていない。

ヘッドライト・テールランプが付くのは、76年式として出る"Sモデル"のみである。

また、国内での愛称『BIALS(バイアルス)』は海外では付かず、

ただ、「TL125」と呼ばれる。サイドカバーエンブレムも、TL125とシンプルなものである。



A4四つ折仕様で、すべて開くと、岩場の下りにトライしている大判の写真が印刷されている。





基本、保安部品が無いことを除けば、国内仕様とほぼ同じ。

ただK0ではあるが、スパークアレスターが着く。




一点、注目して欲しいのが、チェーンガードの形状である。

東京モーターショーに出品されていたBIALSもそうだったのだが、

チェーンガードとFスプロケカバーのつなぎ目のところである。

チェーンガードを少し絞った形状にプレスして、Fスプロケカバーの下に潜り込むようになっている。

しかし、現状で見られるのは、

チェーンガードはFスプロケカバーの手前2cmほどのところで切れていて、

隙間があいた形になっているのである。

これも、国内仕様"Sモデル"パンフレットの紹介記事で触れたタンク容量の件と同様に、

K0の初期段階で設計変更が行われたものかもしれない。




これが、例のFuel capacity 1.2gal.のデータ表示。

この時点で、タンク容量は4.5リットルになっている。




よっちゃんに、コメントもらってギョッギョ。
マジにサイドスタンドないやん!気が付かんかったぁ~と、
よーく見たら、見栄えがいいように画像で切られていただけでした。
実車では、国内仕様と同じ左側にサイドスタンドが付いています。
※赤線は、本来写っていたであろうサイドスタンドと取付け部プレートの
  イメージライン。

こちらは、イーハトーブのほぼ同じアングル。
これで初めてわかったが、このプレートも増強されていた。
スタンドを建てた際の前側ストッパー部分。

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