北米向け輸出仕様のTL125K0。発売は、1973年4月1日。
1973年2月25日製作のパーツリストでは、
カラーリングは国内同様の3色が予定されていたようだが、
当時の工場生産能力の関係か、結局、タヒチアンレッドの1色の販売にとどまった。
見るように、保安部品が付いていない。
ヘッドライト・テールランプが付くのは、76年式として出る"Sモデル"のみである。
また、国内での愛称『BIALS(バイアルス)』は海外では付かず、
ただ、「TL125」と呼ばれる。サイドカバーエンブレムも、TL125とシンプルなものである。
A4四つ折仕様で、すべて開くと、岩場の下りにトライしている大判の写真が印刷されている。
基本、保安部品が無いことを除けば、国内仕様とほぼ同じ。
ただK0ではあるが、スパークアレスターが着く。
一点、注目して欲しいのが、チェーンガードの形状である。
東京モーターショーに出品されていたBIALSもそうだったのだが、
チェーンガードとFスプロケカバーのつなぎ目のところである。
チェーンガードを少し絞った形状にプレスして、Fスプロケカバーの下に潜り込むようになっている。
しかし、現状で見られるのは、
チェーンガードはFスプロケカバーの手前2cmほどのところで切れていて、
隙間があいた形になっているのである。
これも、国内仕様"Sモデル"パンフレットの紹介記事で触れたタンク容量の件と同様に、
K0の初期段階で設計変更が行われたものかもしれない。
これが、例のFuel capacity 1.2gal.のデータ表示。
この時点で、タンク容量は4.5リットルになっている。
よっちゃんに、コメントもらってギョッギョ。
マジにサイドスタンドないやん!気が付かんかったぁ~と、
よーく見たら、見栄えがいいように画像で切られていただけでした。
実車では、国内仕様と同じ左側にサイドスタンドが付いています。
※赤線は、本来写っていたであろうサイドスタンドと取付け部プレートの
イメージライン。
こちらは、イーハトーブのほぼ同じアングル。
これで初めてわかったが、このプレートも増強されていた。
スタンドを建てた際の前側ストッパー部分。