日本と北米が73年の発売であったのに遅れて、76年1月・2月頃の発売だったようですね。
先に出した、『オセアニア向け仕様』とほぼ同型の、TL125一族ではの異端児的存在の一台です!
こっちのパンフレットの方が、日本・北米仕様のTL125との相違点を比べるのにはいいですね。
白いフェンダー、サイドカバー形状、リアU字フレーム形状、テールランプ、ウィンカーなどなど、
よーく見て下さい。
じっくり眺めていると、結構違うところが見えてきますよ。
オセアニア仕様のパンフレットでは、撮影車両の仕様がおかしかったけれど、
このフランス仕様のTL125は、販売車両そのままの装備のものが写っています。
フロントの左右ウィンカーが、XL125Kの流用なのが、よーく見えますね。
スピードメーターのアングルも、高くてちょい変でしょ。
ミラーも、左側1本の設定みたいですね。
これが、また良く見て欲しいところです。
チェーンカバーのガード範囲が、思いっきり後まで伸びていて、
曲がりこむまでの長さがあるのです。
その上には、円筒形のツールBOXが、何故か蓋をパックリ開けた状態で写っています。
だから、ヘルメットホルダーがリヤショック取り付けボルトの前ですね。
今、この文章を打ちながら見つけてしまいましたよ。
このフランス仕様車の特徴は、テールライトブラケット(テールライトの土台)は、
CB125の流用で、レンズはXL125K用だったようですね。
ヘッドライト下の左右のリフレクターは、設定無しでした。
フランスでのレギュレーションでは、要らんかったちゅうことですね。
パンフレットは持っていませんが、
この他にイングランド仕様、ヨーロッパ仕様があって、
基本的には、このフランス・オセアニア仕様と同型になります。
■つづく