みなさん、寸暇を惜しんでレストアの日々、ご苦労様で~す。
そんな毎週末をお送りの方々の必須のアイテムといえば、
やっぱし、バイクをメンテする時の案内役になる、
サービスマニュアルとパーツリスト!
サービスマニュアルは、整備・メンテナンスの手順・ポイントを、
写真とイラストを交えながら解説し、主要諸元などのデータもまとめて記述されているガイド書。
それに対して、パーツリストは文字通り、フレームのような大物からビス一本に至るまで、
全てのパーツの一覧表。まさに部品の住民票。
パーツ個々のナンバーのほか、そのパーツ達の姿・形から並び順に至るまで、
克明に描かれている。それぞれのパーツの生い立ちが見えてくるのです。
その楽しげな絵本は、時としてサービスマニュアルの写真よりも正確に、
パーツの組み立て手順を教えてくれるのです。
と言うわけで、私的にはP/Lの方が便利で使い勝手が良いのです。
さあ、TL125 BIALS / ihatovo をいじるのにあると良いP/Lを紹介しましょう。
まず、みなさんの良く知っている、
TL125S Bials (124cc)とイーハトーブ(TL125SB)が一緒になった4版。
下敷きになっているのが、Parts News 5部。
Parts Newsは変更や訂正・追加があったときに、随時発行され販売店に配布されるものです。
しかし、ボロボロ。’81年の春、イーハを購入前に入手した代物。
使い込んでこんな状態ですが、今も歴とした現役です。
Parts Newsは、IN側バルブステムシールのミスプリ訂正や、
キックレバーストッパーの追記など、様々です。
↓
次のこれも、my Bialsの年式によっては持っておく必要がある、TL125(122cc)のP/L。
国内向けのK0とK2のもので、3版になる。右と左では発行年度が異なるようで、
左が1974年7月・K2発売直前の3版初刷。右は良く見る1978年10月の増刷本。
1版と2版はK0だけの掲載で、持っていないので詳しくはわかりませんが、
1版から2版へは、パーツの変更と修正・追加での刷新だと思います。
海外モノには、TL125K0・K1・K2の3型を併載しているものもあります。
特に、K1は国内未発表なので、なかなか拝めません。
BIALSが全年式で30年オーバー、ihatovoでも25年オーバーとなってくると、
いよいよバーツの入手が難しくなってきました。
そこで欲しいのは、他車種からの流用パーツ群。その参考になるのが、これらのパーツリスト。
他、カブやシャリーなどファミリーバイクやビジネスバイクのパーツリストも欲しいところですが、
それらのパーツリストは、大体どこのバイク屋さんも常備されていますので、見せてもらえばOK。
こちらの2冊は、おなじみの’83年以降のTL125とTLR200のP/Lです。
これといったアドバイスはないですが、一点だけ、TL125用を手に入れるならこの3版に限ります。
それは、TL125J フィールドトリッパーが載っているからで、
つまり、125Jは12V・バッテリーレス仕様となっているので、
そのパーツ情報は是非持っておきたい一冊です。