パーツリストは、レストアラーのバイブルどぇす。

Taka

2007年02月11日 02:24


みなさん、寸暇を惜しんでレストアの日々、ご苦労様で~す。

そんな毎週末をお送りの方々の必須のアイテムといえば、

やっぱし、バイクをメンテする時の案内役になる、サービスマニュアルとパーツリスト!


サービスマニュアルは、整備・メンテナンスの手順・ポイントを、

写真とイラストを交えながら解説し、主要諸元などのデータもまとめて記述されているガイド書。



それに対して、パーツリストは文字通り、フレームのような大物からビス一本に至るまで、

全てのパーツの一覧表。まさに部品の住民票。

パーツ個々のナンバーのほか、そのパーツ達の姿・形から並び順に至るまで、

克明に描かれている。それぞれのパーツの生い立ちが見えてくるのです。

その楽しげな絵本は、時としてサービスマニュアルの写真よりも正確に、

パーツの組み立て手順を教えてくれるのです。



と言うわけで、私的にはP/Lの方が便利で使い勝手が良いのです。




さあ、TL125 BIALS / ihatovo をいじるのにあると良いP/Lを紹介しましょう。

まず、みなさんの良く知っている、

TL125S Bials (124cc)とイーハトーブ(TL125SB)が一緒になった4版。

下敷きになっているのが、Parts News 5部。

Parts Newsは変更や訂正・追加があったときに、随時発行され販売店に配布されるものです。

しかし、ボロボロ。’81年の春、イーハを購入前に入手した代物。

使い込んでこんな状態ですが、今も歴とした現役です。




Parts Newsは、IN側バルブステムシールのミスプリ訂正や、
キックレバーストッパーの追記など、様々です。




次のこれも、my Bialsの年式によっては持っておく必要がある、TL125(122cc)のP/L。

国内向けのK0とK2のもので、3版になる。右と左では発行年度が異なるようで、

左が1974年7月・K2発売直前の3版初刷。右は良く見る1978年10月の増刷本。
1版と2版はK0だけの掲載で、持っていないので詳しくはわかりませんが、

1版から2版へは、パーツの変更と修正・追加での刷新だと思います。


海外モノには、TL125K0・K1・K2の3型を併載しているものもあります。

特に、K1は国内未発表なので、なかなか拝めません。






BIALSが全年式で30年オーバー、ihatovoでも25年オーバーとなってくると、

いよいよバーツの入手が難しくなってきました。

そこで欲しいのは、他車種からの流用パーツ群。その参考になるのが、これらのパーツリスト。

他、カブやシャリーなどファミリーバイクやビジネスバイクのパーツリストも欲しいところですが、

それらのパーツリストは、大体どこのバイク屋さんも常備されていますので、見せてもらえばOK。






こちらの2冊は、おなじみの’83年以降のTL125とTLR200のP/Lです。

これといったアドバイスはないですが、一点だけ、TL125用を手に入れるならこの3版に限ります。

それは、TL125J フィールドトリッパーが載っているからで、

つまり、125Jは12V・バッテリーレス仕様となっているので、

そのパーツ情報は是非持っておきたい一冊です。
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