急造BIALS!~for コマ図ツーリング~

Taka

2007年03月05日 07:30

先月24日に、救難太郎さん企画の「気分はCCR・スーパーライト関西2007 プレラン」が

滋賀県甲賀市から京都府南部笠置?木津?辺りで開催されました。

残念ながら、わたくしは諸事情により参加できずでしたが、

それに向けての慌しい準備の模様をお知らせしたいと思います。


そもそも、参戦予定のバイクは、TY125改を考えていました。

それが、最近キャブを触ってMJを大きくしたところ、

トルクも出てオフでの走りも良くなったのですが、計ってみると燃費が15~6km/L。

満タンにしても60kmそこそこと、とてもじゃないですがツーリングには使えない状態で、

4st TLさまさまに登場いただこうと考えた次第です。

しかし、久々の本格的オフツーなので、コケまくるだろうと"K零"は温存を決定。

急遽、BIALSを一台急造することに相成りました。



引っ張り出したのが、裸同然のK2であります。

前オーナーが122ccから124ccに、シリンダー・ピストンをコンバートしています。

見てのとおり、外装系はほとんどなく、リヤのショックも剥ぎ取られている始末。

残った片方も錆錆のリッジサス状態。

撮影前は、キャブも付いていませんでした。

スクラップの中から、使えるパーツを探してくっ付けていくことにして、作業開始です。




まず、エキゾーストパイプ・テールランプASSY・ガスケット類。

チェンジペダルも、ちょうど転がったいたTY用のダイレクトタイプに変更です。

その他、タンク・R/Lサイドカバー・シート。さらに、結果インシュレーターも必要でした。




ここで、インシュレーターの交換を余儀なくされたのは、

例のキャブの歪みから来るバルブの固着です。

下真中の写真では、インシュレーターは交換済みの画像ですが、

旧インシュレーターにキャブを装着して締めこんでいくと、

バルブがこの辺りから下へは降りなくなったのです。その時は、「これやな~ぁ」って感じでした。




すぐにキャブを外して、インシュレーターを調べてみたら、下の大画像の通りです。

上のインシュレーターは新品。下はK2に付いていたもの。

明らかに、旧インシュレーターの左右両端が磨耗と言うより、

締め込み時の圧縮で潰れて、平面でなくなっているのです。

長くそのまま使っているとキャブ本体も歪みを起こし、

その歪んだ状態のキャブボディー内を、バルブが上下することで偏磨耗が発生、

めでたくキャブはお釈迦というシナリオです。くわばらくわばら…

みなさんのキャブ内バルブが渋い時は、元凶はこのインシュレーターということですね。




そんなこんなで、数時間後、こんな感じになりました。

来週末の2/24(当時)には、コイツで参戦のはずでしたが… (無念)



でも、作っただけで走り込んでいないので、もしぶっつけ本番迎えていたら、

めっちゃヤバかったかもしれませんね。
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