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2008年01月14日

『TL125 "K0" BIALS』 日本版カタログ

【バイアルスTL125】のパンフレット。
1973年1月30日に発売された当時のものと、ほぼ同じもの。
このパンフも増刷や改稿を重ねて、数度印刷されている。

内容は、今見てもHONDAの力の入れようが伝わる一冊である。
この特殊な変形サイズに、綴じも真ん中のページが縦倍に開くというお金の掛かったもの。
やはり気がつくのは、バイアルスの特徴や性能の解説だけに終わらず、
トライアル(まだトライアルスと言っている)という第3のモータースポーツの楽しさや、
トライアルマシンの乗り方までを解説している。

さすが、我が国初のトライアルマシン『バイアルスTL125』のパンフレットである。

『TL125 K0 BIALS』 日本版カタログ

俗称として、初期モデルを"TL125K0"と呼んでいるが、実際は"TL125"のみでK0は付かない。
これは、次に続くモデルたちを、正式に「TL125K1」や「TL125K2」と呼ぶため、
区別しやすいように、K1の前のモデルということから、K0と呼ぶようになった。
『TL125 K0 BIALS』 日本版カタログ
車体色の3色が、右下に小さく紹介されている。
  ・キャンディーサファイアブルー
  ・タヒチアンレッド
  ・パイングリーン


下の四コマは、パンフレットの中で書き綴られている文章。
クリックして大サイズにして読んで欲しい。
今で言うなら、ボディーコピー。
あらためて読んでみると、なんとも控えめで大人しい調子なのに驚かされた。
でも、未体験のトライアルスを伝えようとする熱い心が、ひしひしと伝わってくる文調である。
『TL125 K0 BIALS』 日本版カタログ『TL125 K0 BIALS』 日本版カタログ『TL125 K0 BIALS』 日本版カタログ『TL125 K0 BIALS』 日本版カタログ

「バイアルス」を評する時によく紹介される、
当時に謳われた宣伝キャッチコピーとして、
『FOR THE ROAD & TRIALS』
【真のトライアルス・マシンは、すぐれたロード・マシンである】がある。

でも本当は、こうだったのである。
【真のトライアルス・マシンは、すぐれたロード・マシンでもある

「でもある」って言ってるんです。
決して、「である」ではない。
「である」の方がカッコイイけれど、
やっぱり、ロードはロード、トライアルはトライアル。
そこを、ちゃんとわきまえてるところが、共感持てますね。



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この記事へのコメント
takaさん、この日を楽しみに待っておりました!
パンフレットの中で書き綴られている文章、今回じっくりと読みました。
takaさんが仰るとおり、控えめで大人しい調子なのに未体験のトライアルスを伝えようとする熱い心が、ひしひしと伝わってくる素敵な文だと思いました。
K0のカタログはホント、凝ってますよね。
私のお気に入りのカタログです。
夕日?(朝日?)を背に急坂を登るバイアルス。良くこんな坂が登れるなぁって思ったものです。
takaさん、素晴らしいお年賀をありがとうございました♪
さ、続きも拝見!
Posted by おじ太郎 at 2008年01月19日 13:29
おじ太郎さん
このパンフは、ホンダの力の入れようがひしひしと伝わる一葉ですよね。
因みに、あの急坂(45度)登りは、
実際に45度をまともに登っているには、リアショックの沈み方が浅い様に思います。
表紙をよーく見ると、バイクが真横の状態ではなく、やや斜めのシルエットなのです。
ということは、仮に45度の斜面でも、直角に入らずに斜めに入ると、斜度が緩くなりますから、
実際は30度程度で登っているのではないでしょうか。
カタログデータですが、登板能力は34度となっていますしね。
Posted by taka at 2008年01月20日 17:47
なるほど!
もしくは助走をつけて、一気に!とか。
でも、その割には土煙が上がっていませんよね。

はじめて茶色のC100に乗った時、こんな急坂が登れるの?という斜面をトコトコと上がってしまったのには驚きました!
あの感動は今でも忘れられません。

急な登り坂は土の感触を感じながらゆっくり登るのが醍醐味でもありまt楽しみでもあるんですよね。
そして、上り切った先には真っ赤に燃える地平線が待っている・・・
浪漫を感じますよねぇ。
Posted by おじ太郎 at 2008年01月21日 06:03
takaさん初めまして、関東でお世話になっているジョラスと申します。40間近の昨年2月にイーハを購入し、夏には桃太郎さんにSを譲って頂きバイアルスライフを楽しんでいる新参者です。この度のtakaさんの企画をとても興味深く拝見させて頂きました。どの年式のバイアもビミョーに違いがありそれぞれ魅力的ですね!これからも宜しくお願いします。
Posted by ジョラス at 2008年01月22日 17:07
おじ太郎さん、お楽しみいただいているでしょか。
茶色のC100って、OHVのやつですよね。
そんな頃からトライアル遊びしたはったんですか。
勢いじゃなくて、ぐりぐりとトルクを感じながらゆっくり登る楽しさは、
また格別の味わいがありますね。
Posted by TakaTaka at 2008年01月26日 17:26
ジョラスさん、はじめましてでしたっけ。
いつもの調子で、もう知り合いになってしまった感じです。
桃さんからバイアルスも手に入れられてたんですね。
こちらこそよろしくお願いします。

TLに限ったことではないですが、
年式それぞれに個性があって楽しいもんです。
まだまだこの企画続きますので、お楽しみに。
Posted by TakaTaka at 2008年01月26日 17:32
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