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2008年01月19日

『TL125S BIALS』 日本版カタログ

【バイアルスTL125】”国内向けSモデル”。

1975年7月、エンジンが124ccのツーピースヘッドとなり、
モデル名としては、「バイアルスTL125S」。

パンフレットは、ここに至って"A4二つ折り"のシンプルな仕様となる。
内容は、"K2"モデルのそれを踏襲しながら、
バイアルスの魅力をコンパクトにまとめている。




↓しばらく眺めていたくなる風景である。
  じーっと見ていると、
  「あーぁ、次の休みにはどこに走りにいこうか」とか、
  「今、バラしてるあれを、早く組み上げてしまおう」とか、
  いろいろと思い巡らせ、愉しんでしまうのである。




しかし、今回のモデルチェンジで唯一といってもいい、
大きな変更点である新型エンジンの搭載に関して、ほとんど語られていないのである。
PRのための資料であるパンフレットとしては、物足りなさを感じる。

この後、バイアルスは再度モデルチェンジを受けることになる。
それは、国内の騒音規制対策の規定数値をクリアするためで、
スパークアレスター付きマフラーに換装され、エアクリーナーBOX形状も変更されている。
これらのパーツたちは、輸出仕様車ではK0モデルから採用されていたもので、
それをそのまま流用している。
そのマイナーチェンジモデルのパンフレットは作成されていないようである。
他、リアブレーキパネルの供回り防止のロッドがユニクロメッキになったり、
細かな部分でも変更点がみられる。
パーツ供給上のコスト削減の事情からか、一時に固めての変更ではない。


車体色は2色。マリアナブルーメタリックとシャイニーオレンジ。
このマリアナブルーメタリックは、国内のみの設定である。


↓これは、パンフレットのTL125Sの主要諸元部分を切り抜いたものである。
  ちょうど真ん中辺りの「燃料タンク容量(㍑)」の数値データを見て欲しい。


  見ての通り、4.5リットルと書かれている。
  やっと、4.0リットル表記から実数の表記になった。

  というのも、4.0リットル容量のタンクを装備していたのは、
  K0の中でも極初期に生産ラインから出たもののみで、
  その台数は不明である。
  HONDA得意の設変(セッペン)で、発売後すぐに4.5リットルに増量されたのである。
  
  その裏付けとなる事実に、
  1973年4月1日・北米仕様がアメリカで販売開始された際のパンフレットのデータがある。
  その主要諸元では、タンク容量が1.2galと表記されている。
  つまり、単位は米国液量ガロンで、1ガロン=3.78リットル。
  リットルに換算すると1.2gal=4.536リットルとなる。
  要するに、この時すでに4.5リットルになっているのである。

  当時のHONDAは、このような設計変更が頻繁に行われ、
  パーツリストからもその変更点やパーツを辿れないことはしばしばある。
  バイアルスの場合、そのいい例がフェンダーにある。
  K0・K1フェンダーは"縁取り無し"タイプ。
  それに対して、K2モデル以降は"縁取り有り"タイプ。
  パーツ自体は異なるのだが、パーツナンバーはまったく同じなのである。
  フェンダーの強度UPというのが設変の理由なのだが、
  K0・K1モデルオーナーが、縁無しフェンダーを求めようとしても、
  メーカーから入手はできないにしても、一般のパーツサプライヤーで捜す場合も、
  パーツナンバーが同じであるため、"縁無し"であるのを確認するのが非常に困難なのである。
  うん、あるある…とうなずいてる方、居られると思います。



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この記事へのコメント
takaさんのコメントが入っているので、ただ、カタログを眺めているだけではわからなかった部分が良く理解できました。
サイドカバーのデカールはK2の時だけグラデーションで、K0とSの時はタンクと同色だったんですよね。
現存するバイアルスを見ていると、タヒチアンレッドが一番少ないような気がするのですが、いかがでしょう。
各色の中で一番深い色は名前のとおりマリアナブルーメタリックですよね。
私が最初にファンになったのがこの色でした。
それからシャイニーオレンジが好きになって、結局最後はパイングリーンに落ち着きました。
K0のウィングマークと同色のピンストライプタイプも良いですが、私はK2以降の黒のストライプタイプが好きです。表情が引き締まって見えます。それからウィングマークもK2以降の方が好きです。

ガソリンタンクの容量はK0の時からすでに4.5㍑だったんですか。でも、K2のカタログまでは4㍑と表示されていたとは。
わずかコンマ5㍑の差は、タンク下のプレスの違いだけではなくて、上の型も違っていたということなんでしょうか。

はい!私もその口でした。
K0のパーツリストを見て頼んだのに、届いたフェンダーにはしっかりとリブがありました(当時はリブ有りもリブ無しも良くわからなかったので別に何とも思いませんでした、笑い)。
ガソリンタンクは去年でしたでしょうか、ちょっと話題になった、V字ラインが届きました(最初に届いたタンクはウィングマークステッカーの文字が欠けていたので、すぐに交換してもらいました)。

この後に、スパークアレスターが付いた最終型が発売される訳ですね。
でも、カタログが存在しない。

今回のシリーズ、本当に楽しかったです、そしてとっても参考になりました。
ありがとうございました。

追伸:バイアルスの輸出用カタログなどお持ちでしたら、また紹介してください!
Posted by おじ太郎 at 2008年01月20日 02:42
おじ太郎さん、
一年がかりの企画がやっとスタートです。
海外仕様のパンフレットも、引き続き出して行きますので、
お楽しみ下さい。

ところで、K2のタヒチアンレッドですが、やはり少ないようですね。
その多くは、北米への輸出へ回っていったのでしょうか。
輸出仕様はレッド1色の設定でしたから。
それに、パンフレットではサミーミラーがパイングリーンに乗っているので、
やはり、グリーンを選んだ人が多く、結果レッドの玉数が少なくなってしまったのでしょう。
それにタヒチアンレッドが、パッと見、Sのシャイニーオレンジと区別しにくいので、
圧倒的に数の多いシィニーオレンジのイメージしか残っていないのかもしれませんね。

それから、K2の黒ピンストライプ&ブレックフレームは、
力強いイメージを見せてくれていますね。
大きく人気を二分するところです。
同じバイクでありながら、カラーリング一つで、こうも雰囲気が変わるのは驚きです。
私の住まいのすぐ近くにTL仲間がいるのですが、
彼はバリバリのK2乗りです。
K2ばかり、3台持っていると思います。
5月の琵琶湖には現れると思いますので、
その時じっくり観察してやって下さい。

あとタンクの容量変更によるプレス形状の違いですが、
タンク下のみの変更で、上の型は変更ないようです。
余談ですが、普通バイクのタンクのプレス板は、
上は左右に分割されていて2枚、下は1枚、合計3枚の板を溶接して作られるようですが、
バイアルスのタンクは、上下の2枚から作られているらしいです。
Posted by taka at 2008年01月20日 16:57
 小生が近所のバイクショップへ行くと、このカタログを貰いました。青いタンクのK0はもうなく、K2に変わっていました。で、実際に届いたバイクはSでして、とても困惑しました。中古のK0を購入しようかともおもいましたが結局、青のタンクとサイドカバーを取り寄せて落ち着きました。takaさんのHPをみてからK0、K1、K2、S・・・があることを知りました。
 もう30年前のことですが、このカタログで昨日のことのように思い出しました。
Posted by テトラ at 2008年01月26日 03:18
テトラさん
リアルタイムでBIALSの変遷を体験してはるテトラさんが羨ましいです。
K2以降はあまり大々的な宣伝もなかった様なので、
知らないうちにどんどんモデルチェンジしていったんでしょうね。
Posted by TakaTaka at 2008年01月27日 14:07
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