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2008年02月09日

『TL125S'76』 『TL250'76』北米版カタログ

TL125・北米仕様も、エンジン124ccを積んでTL125Sにモデルチェンジ。

年式としては、75年式のK2モデルに続いて1976年式とされているようである。

このパンフレットでは、見ての通りTL250(76年式)と一緒に掲載されている。

この時代の北米向けHONDAカタログのパターンで、

XLシリーズならXL125/XL175、MRシリ-ズならMR175/MR250という風に、

2車種でのセット掲載になっている。

『TL125S76』 『TL25076』北米版カタログ

この125Sモデルで目立った変化は、

やはり、K2モデルでオプション設定であったヘッドライト&テールランプが、

標準装備になったことである。

250が出たことで、125の方はオフオンリーではなく街乗りも意識しての設定なんでしょうね。

他、K2モデルからの変更点は、

エンジンが、124ccツーピースヘッド。現行型エンジンにもっとも近いタイプを搭載することになる。

カラー設定は、シャイニーオレンジの一色のみ。

それに合わせて、サイドカバーエンブレムも同色のオレンジ。

但し、グラデーションではなくソリッドカラー。

”TL125”の文字は、そのままのデザインを踏襲している。

『TL125S76』 『TL25076』北米版カタログ

K2モデルのタヒチアンレッドと、このシャイニーオレンジの色目を、

印刷物やWeb上ででているTLの色目を見分ける時、以外に難しい。

タヒチアンレッドよりシャイニーオレンジの方が若干淡いのだが、

その撮影時の条件で見分けが付かなくなる。

 ↓ この画像にしても、相当濃く見える。
   実際はもっと淡く、下のヘッドライトロックガード画像のオレンジ色が妥当か。
   しかし、皆さんのモニターでも微妙に色目が異なるので、正味の話、実物を見るしかない。

『TL125S76』 『TL25076』北米版カタログ

ここで、国内仕様との違いが見える。それはキルスイッチの場所と形状である。

これは125/250共通部品で、ハンドルの中央部分に設置されている。

国内仕様のようにバックミラーが付いていないので、この場所になったのであろう。

『TL125S76』 『TL25076』北米版カタログ


TL250も出てきたので、一緒にご紹介しておきます。

登場は国内外共に1975年で、この76年モデルは型から言うと2型になる。

色々見てみると、”TL250K1”と紹介されたり”TL250 '76”と紹介されていたりしている。

ただ、HONDAでは1976年から”K”というモデル呼称を使っていないようで、

1976年~78年の3年間は、モデル名の後ろに'76・'77・'78を付けて区別している。

そこで、ここでは『TL250 '76』と呼ぶことにする。


‐‐‐ちょっとついでの余談話‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

因みに、HONDAは、79年からはZ、A、B、C・・・と始まるモデル呼称を使っている。

(現在はアルファベットは使い終わって、西暦の末尾2ケタを小文字で入れている。
 もし、TL125の新型が今年発売されたら、「TL125 08」 )

パーツリストの表紙には、必ずその表記が書かれているので、見覚えがあると思う。

確か数字と、見た目混同しやすいI・O、発音が混同しやすいQ、その他2文字ほど飛んでる筈。 

つまり、81年式イーハトーブは”TL125SB”で、83年式ペガサスは”TL125D”。

87年式ロスマンズがTL125Hで、88年式のフィールドトリッパーは”TL125J”ということで、

やっぱり、”I”が飛んでいる。

しかし、なぜ、”Z”から始まったのかは??? 知ってる方、教えて下さいませ。

『TL125S76』 『TL25076』北米版カタログ

この画像からはわかりにくいが、TL250のフレームカラーは、

125K0と同じ”ダークグレーメタリック”なのである。

TL125BIALSの開発が進んでいく中で、バイクを軽く軽快に見せたいという考えで、

”ダークグレーメタリック”というカラー設定が選ばれたらしいのだが、

250BIALSの場合も、同じ考えから”ダークグレーメタリック”を選択したのだろう。

実質の軽量対策として、クランクケースカバーなど、マグネシュームを多用したが、

それだけでは、トライアラーとしてはどうしようもない位に重かった。

『TL125S76』 『TL25076』北米版カタログ

 ↑ 250は、チェーンテンショナーを標準装備。
   ヘッドライト、テールランプは、125と同じものがオプションで設定されていた。


250のタンク容量は、1.0gal.
つまり、米液量ガロン:1ガロン = 3.785 411 784 L、約3.8リットルである。

『TL125S76』 『TL25076』北米版カタログ



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この記事へのコメント
こうやって並べて見ると、TL125のかっこよさが良くわかります。スタイル的には、TL250に一目ぼれなのですが、TL125バイアルスのシャープな線が、非常に軽快な印象を持ちます。色合いとデザインから、どうしてもウルトラマンを思い出してしまうのですが、TL250が初代のウルトラマンで、TL125がウルトラセブン、もしくは帰ってきたウルトラマンという、私の中にあるかっこよさの定義(?)にぴったりハマってしまいます。TL125も、やっぱり良いですね!!
Posted by goto at 2008年02月10日 00:45
全体のデザインはエンジンで決まってしまいますよね。
この250エンジンに合うのはやっぱりTL250のデザインです。
もしも125に250のデザインを持っていったら、やっぱりアンバランス(トライアルなら減点3、くらいでしょーか、笑)。になってしまうと思います。
それにしても250エンジンのマッチョなこと!
takaさん、この2台でコンペに出たとしたら、どちらの方が良い成績を出せそうですか?軽い125?それともパワーで攻める(?)250?
体が華奢な日本人には125の方が扱いやすいと思うんですが・・・
それにしても、たくさんありますね、TLのカタログ☆
もしかして、まだあるんですか?
Posted by おじ太郎 at 2008年02月10日 08:50
 TL125Sを購入時、近所のショップでTL125SとTL250の別々の日本語カタログを貰いました。
 TL125が競技用でなく市街地走行のために創られたバイクと思っていて、TL250が市街地を走れないことが理解できなかった自分でした。「CL250のように街を走れたらなー」なんていう思い違いをしていました。
 TL250のスタイルにはとても惹かれましたので、それだけで所持したくなりましたが、自宅からバイクを引っ張り出して丹沢や富士の裾野へツーリングに行きたかったのでTL125Sのみ購入しました。TL125は、K0のサファイキャンディーアブルーとか言うタンクカラーが凄く自分が気に入りマリアナブルーノタンクを下ろし、載せ替えています。
 takaさんはTL125K0とTL250の両方をお持ちでうらやましい限りです。takaさんのTL250は何年型ですか。
Posted by テトラ at 2008年02月10日 08:53
>gotoさん
250と125では、やっぱりタンクからサイドカバーへ繋がっているラインの違いが、
イメージを大きく違うものにしていますね。
250は確かに重いですけど、一般的な250クラスのバイクからすると、
はるかに華奢で軽いですよ。
跨ってエンジンをかけると、その感覚がますます強くなります。
gotoさん250も、早くエンジンが掛かるのを心待ちにしています。
Posted by ずんずん at 2008年02月13日 02:20
>おじ太郎さん
>この250エンジンに合うのはやっぱりTL250のデザインです。
同感ですね。
見た目以上に、このエンジンは腰下が大きいので、
その分で重戦車とか呼ばれて損してるんでしょうね。
でもコイツ、SOHCですけど4バルブなんですよ。
だから吸排気効率はいいんですよ。
日本人の体格とマシンの軽快さからいうと、125に軍配が上がるかもしれませんけどね。

TLのカタログまだまだ続きますので、お楽しみに。
Posted by ずんずん at 2008年02月13日 02:52
>テトラさん
リアルタイムでのTLとの出会い、TLの思い出ですね。
その時代のバイアルスを知っているテトラさんが羨ましいです。
僕のリアルタイムは、超最終のTY125か、もう81年のイーハです。
TL250は、愛知県のトライアラーマニアの方から譲り受けたもので、
まったくの偶然の出会いでした。
今から思うとよく来てくれたもんです。
年式ですが、76年式かと思います。
Posted by ずんずん at 2008年02月13日 03:49
ずんずんさん(笑)、こんにちは。
私もイーハトーブがリアルタイムなバイクですが、16歳で免許を取った年にバイアルスが発売されたので、ある意味ではバイアルスもリアルタイムなのかもしれませんね。
ダックスに乗る友2人に連れられてホンダショップに行って、3人で試乗しました、バイアルスに。
その頃、私が乗っていたバイクはバンバン90でしたので、余りのスリムさに正直ビックリしました。
ハンドルが真っ直ぐで、車体がか細くて、トコトコ走るバイアルスはある意味新鮮でもありました。今思うに、あの時乗ったバイアルスはK0だったのでしょう。
その時は、こんなバイク乗れないや!って思いましたが、どこかにその時の違和感(笑)がどこかに残っていて、今の私があるのでしょう。
イーハトーブを買ったのもその時の出会いがあったからなんでしょーね、きっと。
もしも、この時に試乗したのがTYだったら、今頃はTYあらいさんのようなTY乗りになっていたに違いありません。
なんだか生まれたばかりの雛が最初に見たものを親だと思ってしまうのと、おんなじですね、ハハハ(意味不明なこと書いてしまいました)。

あ!忘れてました。
TLシリーズが終わったら、takaさんのことだからきっと持っているであろうRLとTXのカタログもぜひご紹介ください。
楽しみにしております。
Posted by おじ太郎 at 2008年02月16日 14:41
こんばんわ。
TL250の純正ハンドルは、スチール製なのでしょうか?
私が手に入れたTL250にはアルミのハンドルが付いていたのですが、恐らく純正ではないと思います。
手に入れたカタログを見ると、純正のハンドルの形状がかっこいいので、スチールであっても、純正ハンドルにしようかな?などと考えています。
takaさんのTL250には純正ハンドルがついているんですか?
それと、もうひとつ質問なのですが、このTL250は国内販売台数が約390台くらいなのだそうですが、現在はどの程度の数が残っていると思われますか?逆輸入車もあると思いますが、サイトで見るTL250の記事は、重量対策のためにあらゆる加工を施されて使いつぶされている印象があります。
Posted by goto at 2008年02月21日 00:52
おじ太郎さん、ご無沙汰してます。
コメントいただいていたのに、
返事がメチャ遅で失礼しました。
ダックスに乗る友人に連れられて・・・ってところが、何とも気になります。
というのも、僕は、実はお初のバイクはTY50だったんですが、
最初はダックスかモンキーにしようかと思っていたのですが、
ダックスに乗っている友達が、
バイク買うんやったら、車輪の大きいバイクの方がおもろいで!と言われ、
それもそうやと思い直して、あらためてメーカー各社の総合パンフを見比べて、
白羽の矢を立てたのがTY50でした。
この時、すでにTL50は姿を消して直後だったようです。
それからトライアルにも興味が湧いて、現在に至るです。
そのダックス友達がいなかったら、今の自分のバイク道は、違ったものになっていたでしょう。
ひょんなことが切欠でとなって、方向が変わってくるってことですね。
ダックスの友達よ、ありがとう!
Posted by TakaTaka at 2008年03月22日 06:44
gotoさん、ご無沙汰してます。
その後いかがですか。
オリジナルのハンドルは、やっぱりスチールのようですよ。
私のTL250も軽量化を図って、各所穴あけ加工してあります。
しかし、国内販売台数が390台って、そんな少なかったんですか。
ちょっとビックリですね。
Posted by Taka at 2008年03月22日 07:48
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